AJC

「褒める」と「叱る」の黄金比率は3:1

「子どもは褒めて育てよ」と言う一方で、「放任はよくない」「きちんと叱ること」ともまたよく言われます。子育てにおいては、どちらも同様に大切なことで、そのバランスの取り方が難しいところではないでしょうか。
今回は、褒めることと、叱ることの、その両方について整理してみます。

■「褒める」メリット・デメリット
<メリット>
・子どもに自信がつく
自分の行動や、自分が正しくできたこと、上手にできたことを褒められることで、自分の行動に自信が持てるようになる
・親に認められていると感じることができる
褒められると親に認められていると感じることができため自己肯定感が育つ
 ・頑張ったことが評価されると思える
頑張ったことが評価されることで、新しいことに挑戦する勇気がわいてくる
<デメリット>
褒め方を間違うと、褒められることを目的に行動してしまい、常に親や周りの評価を求めるようになってしまう。また、褒められすぎると、「天狗」になって周りをバカにしたり、逆に褒められないと、自信が持てなくなったりしてしまう。
 
■「叱る」メリット・デメリット
<メリット>
・善悪の判断や社会のルールがしっかり身に付く
叱られるということは、してはいけないことをしたり、しなければならないことをしなかったということ。つまり叱られることによって善悪の判断や社会のルールを学ぶことができる
・大切なことは教えてもらえるという信頼感が生まれる
子どもにはまだ善悪の判断がつかないこと、ルールがわからないことも多い。なので、叱られることによってそれをきちんと教えてもらっているのだという信頼が生まれる
・親が自分の行動に関心を持っていると感じることができる
褒められるのと同様、「叱られる」ことにより、親が自分の行動に関心を持ってくれている、と感じとることができる
 <デメリット>
叱り方を間違えると、「自分は何をやってもダメだ」と自己肯定感が持てなくなり、神経質で覇気のない人間になってしまう可能性がある
また叱り過ぎると、自分の行動に自信が持てなくなり、いつも親や周りの顔色をうかがって、オドオドと行動してしまうようにもなる

つまり当然ながら、“褒める”ことにも“叱る”ことにも、それぞれにメリットとデメリットがあるわけです。ですから、そのバランスを取ることが非常に大切です。
この黄金比率は、3:1だと言われています。「1叱かったら、3褒める。」と覚えておくといいでしょう。

当然、保護者ではないオペアさんが子供を叱る・注意をする場合は、ホストファミリーにその方法について意見を聞くことも忘れずに。

オペア対面ワークショップ in 大阪
オペア同窓会と交流会
アメリカバウチャープレゼント
オペア無料相談
オペアイングリッシュアカデミー
無料!オペアセミナー動画