もうすぐ「サンクスギビング」です
町の中はすでにクリスマスムードで一杯ですが、その前に、やってくるのが「サンクスギビング」と呼ばれる感謝祭の祝日です。
感謝祭の発祥の云われとしては、当時イギリスからプリマスの植民地に移民した「ピルグリムファーザーズ」が、収穫に恵まれず難儀していたところ、近隣に居住していたネイティブ・インディアン(ワンパノアグ族)に助けられ生き延びることができたことから、翌年の収穫時には、彼らと共に神の恵みに感謝して共にご馳走を作って祝った、とされています。
ですから、この頃は、神に感謝を捧げる宗教的な意味合いが強かったそうですが、現在ではあまりそういう意味合いはなく、家族が集まってご馳走を作って食べるといった祝日になっています。
ご馳走の内容は、日本のお正月と一緒で、決まったメニューがあり、まずは七面鳥の丸焼き、スタッフィングあるいはドレッシングと呼ばれたりするパンと野菜を使って作られるサイドディッシュ、マッシュドポテト、そしてデザートはパンプキンパイが代表で、それぞれに各家庭の味があるようです。
そこで、私からオペアの皆さんへの提案としては、感謝祭にちょっと日本風なアペタイザーを作って家族のみんなに振舞ってはいかがでしょうか。過去の経験から、喜ばれたものをあげて見ますと、シュウマイ、餃子などは「ダンプリング」と言ってアメリカでも一般的で、これはフィンガーフードとして人気がありますし、お醤油の甘辛風タレを絡めた肉団子も爪楊枝でつまめるので大人気でした。から揚げ、小さなハンバーグ、あるいは、ちょっと手がかかりますが、スモークサーモンを使った手まり寿司などもいいと思います。日本では「アペタイザー」と認識されていないものでも、ちょっとつまめるもの、と言う風にして捉えてみると、アメリカ人には非常に喜ばれるものがたくさんありますから、ぜひ、腕をふるってみてください。