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「手づかみ食べ」はどんどんさせてあげましょう!

1歳~2歳になると“おいしいもの”がわかってきて、自分から食事に手を伸ばすようになる時期ですが、この「手づかみ食べ」が子供の成長にとってはとても意義深いことが分かっています。 

■手づかみ食べは生きる基本
歯学者の向井美惠さんによると、手づかみ食べは“目と手と口の協調運動”で、子どもの発達段階において、とても重要な行動なのだそう。
目で大きさを確かめ、手で硬さや温度を知り、どのくらいの力を加えるとつぶれるのかということも体験する。そして、食べこぼしたり、口に入れすぎたりしながら徐々に自分に適した一口量を調整することを覚えていく、これは生きていくための基本の行為。
また、手づかみにより「自分でちゃんと食べられた!」という自立を促す体験をさせると、自然と食べることが好きになっていき、スプーンへの移行がスムーズになるそうです。
スプーンをうまく扱えない子どもの多くは、この「目と手と口の協調運動」をしていない事が要因にあげられる為、まずは手づかみ食べを暫くさせてあげるとよいかもしれません。
 
■手づかみ食べに適したメニューを
食事を与える時には、子どもの手で持てるサイズにしてあげましょう。トーストやワッフルなどは小さく切ってあげたり、また、野菜や果物は、わざと一口で食べられない大きさに切り分けると、子どもが自分なりの一口量をかみとる練習をします。最初は口に詰め込みすぎたり、食べこぼしますが、子どもは少しずつ安全な一口量を覚えていくそうです。 
「汚しちゃだめ」「フォークで食べなきゃだめ」と強制すると、子どもにはストレスとなり、「食事が楽しくない」という事態になりかねません。この時期は「食事は楽しい時間」になるように手助けしてあげてください。
 
子供のお世話を任されているオペアの皆さんにとっては、子供が食べ物を散らかして後片付けが大変な時もあるでしょうが、この「手づかみ食べ」が子供の成長過程では重要な時期であることを理解しておきましょう。

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