アメリカでは感謝祭と並んで大きい祝日(ホリデイと呼びます)であるクリスマスが来ました。
クリスチャンが多いアメリカでは、もちろん、クリスマスは宗教的な意味でも大切な日。日本のクリスマスのように、ただのお祭りごととして盛り上がるのとはだいぶ違います。
そもそも、なぜ日本のクリスマスではイブが盛り上がるのでしょうか?考えてみると不思議ですね。
アメリカのクリスマスでは、イブというのは特にお祝いせず、25日の当日にのみ盛大にお祝いします。
モールなどの大型店ではクリスマスの日も営業しているところが増えてきたようですが、基本的にはこの日はすべてお休みになります。
そして家族が集まって、ディナーを食べて、プレゼントを交換したり、または教会のミサやサービスへ出かけたりして過ごします。
ディナーは、感謝祭のように特に決まったものはなく、その家庭により、ビーフだったり、ターキー、ポーク、様々なようです。
ただし、クリスマスには欠かせないというものがあります。それは「クリスマスクッキー」と「エッグノッグ」です。日本ではクリスマスというと「クリスマスケーキ」というのが一般的ですが(考えてみるとこれも不思議ですが)、アメリカではケーキよりもクッキー!各家庭では、多数の種類のクッキーを大量に焼くのが風習です。
エッグノッグは、卵とミルクに砂糖やスパイスを加えて作った甘くてどろっとした飲み物で、「溶けたアイスクリームの様な」とでも言えばイメージがわくでしょうか?これにアルコールを加えたり、さらにスパイスを加えたりして味わいます。もちろん自分でも作れますが、市販品はクリスマス時期にしか店頭に並びません。まさに「クリスマスのための飲み物」なのです。
さて、オペアの皆さんとしては気になるのがプレゼントだと思います。ホストファミリー全員にあげるべきか?とか、子供たちだけでいいのか?とか。
迷ったら、素直にホストファミリーの方に、その家の習慣を聞いてみればいいと思います。アメリカのクリスマスプレゼントは、別に豪華でなくてもかまいません。些細なものでいいのです。子供たちにはおもちゃや本などが人気ですが、大人にはギフトカードやレストランの招待券(ギフトサーティフィケート)とか、あるいは、コーヒー好きな人にはコーヒーのギフトカードとか、そんな感じで十分です。
もし仮に、もう少しパーソナルなものを贈りたいと思ったら、購入するときに「ギフトレシート」を発行してもらい、それを添えて贈りましょう。このレシートがあると、万が一受け取り手が気に入らなかった場合でも、返品、交換が可能になります。
さて、準備がすべて整ったら、日本では味わえない、本場のクリスマスをぜひたっぷり堪能してくださいね。