オペアの皆さんなら、「5月5日」と聞けば、すぐに「こどもの日」を想像されることでしょう。
実は、アメリカにも「5月5日」のお祝いがあって、これは「シンコ・デ・マヨ(Cinco de Mayo)」と呼ばれるメキシコの祝日として知られています。多くの人がメキシコの独立記日と誤解しているようですが、ウィキペディアによれば「1862年5月5日に、プエブラの会戦でメキシコ軍がイグナシオ・サラゴザ将軍の指揮の下、フランス軍を奇跡的に撃退したことを記念した祝日」となっています。しかし、メキシコ国内ではこの「シンコ・デ・マヨ」は地域的なものなのだそうで、国全体の祝日にはなっていないということです。しかしながら、アメリカでの「シンコ・デ・マヨ」はメキシコのそれよりはるかに重要な意味があり、メキシコ人の伝統と尊厳の祝典とされ大きく祝われています。
そして、アイルランド系アメリカ人の「セントパトリックスデイ」や、ドイツ系アメリカ人の「オクトバーフェスト」、中国系アメリカ人の「旧正月」同様に、アメリカでは民族に関係なく、多くのアメリカ人がお祝いします。特にメキシコ系移民が多い地域では、様々なイベントなども繰り広げられ、メキシコの飲み物や食べ物をはじめ、音楽、民族衣装、踊りなどといったメキシコ文化が紹介されます。
日本でも、この日に「ラテン系」のフェスティバルを催している地域もあるようですし、マルガリータ、チップス&サルサで、にぎやかな一日を過ごすのももちろん悪くはないのですが、日本人オペアとしては、ぜひ「日本の5月5日」も紹介したいと願うところではないでしょうか。鯉のぼりや兜などの飾りを写真で紹介したりして、ぜひ、ホストファミリーの方に日本の子供の日を紹介されてみてはどうでしょう。
ちなみに、私はこの日には散らし寿司をはじめとして、日本の家庭料理を作って家族で祝うようにしています。オペアの皆さんも、ぜひ工夫を凝らして「子供の日」を楽しんでください。