Okay(OK)も fine もまたgoodも、単語としては「良い」という意味で理解される言葉ですが、その使い方によっては、「良くない」という風に取られてしまう言葉であることをオペアの皆さんはご存知でしょうか。
例えば、
「How are you doing? (どう?元気にしてる?)」
「I am OK.(ええ、元気よ)」の場合には、「良い」意味で使えますが、
これが
「How did you like the movie?(あの映画はどうだった?)」
「It was OK.(まあまあだったよ)」の場合には、「あの映画はそんなに良くはなかった。まあまあだった」という風になり、
また
「How are you doing? (どう?元気にしてる?)」
「I am fine.(ええ、元気よ)」は、問題ありませんが
「How do I look?(どう?この服装でおかしくないかしら?)」
「You are fine.(別に問題ないんじゃないの)」の場合には、「それで問題ないよ」程度の意味合いになり、決して相手を褒めていることにはなりません。
こういう時には「You look fantastic!!」などと言って、大げさなほどに褒めるのが礼儀です。
これと同様に、goodも、使い方によっては「普通に良い」程度の意味合いが生じます。
例えば
「How was your meal?(食事はおいしかった?)」
「It was good.(おいしかったよ)」となりますから、
ディナーに招かれたりした場合には「It was very good!」あるいは「It was delicious!!」などと、強調する方がいいでしょう。
子供たちの成績もGoodというのは、日本的にいえば良いだから素晴らしいと考えがちですが、Goodというのは平均的とも取れます。Above Average(平均より上)、Excellentというレベルで評価されたときには、その子供は普通より上ということになりますので、もちろん子供たちは褒められる対象となります。
日本の教科書では教わらなかったアメリカ日常英語、「そんなつもりじゃなかったのに。。。」を避けるためには注意が必要です。