オペアとしてアメリカに大きな希望を抱いていらしたあと、何らかの理由や出来事のために、はじめのホストファミリーとのマッチングを解除しなければならない事態も時におこります。これを、トランジション(Transition) さらに、新しいホストファミリーが決まるまでのプロセスをリマッチ(Re-match)と呼びます。
トランジションは、オペアが一方的に悪い場合に起こるのではなく、逆にホストファミリーが何らかの事情でオペアプログラムを去らねばならない事態、あるいはどちらに非がなくともお互いの相性が悪いという判断がされた場合などにも起こりえます。
そう考えると、トランジションやリマッチは誰にでも起こり得ると考えた方が賢明でしょう。
今回は、そのリマッチの経験を乗り越えたオペアのYさんの体験談をご紹介します。
以下Yさんの文章:
**************************************
まず初めに、まさか自分がリマッチになるなんて予想すらしていなかったため、その時の状況を把握するのと次の新しい環境にむけての切り替えに時間がかかりました。
渡米して新しい家族に会うまではリマッチを考えることは、まずないと思うし考えるべきではないということはわかっているけど、頭のかたすみにおいていたほうがいいのかもしれないなぁとも実感しています。
私の場合、幸運なことに今入さんがアメリカにいてくれて、ローカルコーディネーターもしていたということで心強かったので、何か困ったことがあったとき、相談したいことがあったときは一番に電話やスカイプをして話を聞いてもらっていました。
またローカルコーディネーターもすごくいい人だったので、マメに連絡してくれたり、必要なものはないか頻繁に聞いてくれたりとても精神面でも助けられました。一番リマッチの期間つらかったことは、次の家族がなかなか決まらなかったことです。
私の場合は運転免許を持っていないということもあり、次のファミリーが決まるまで時間がかかりました。インタビューをしても、結果うまくいかない、ということが続くと、このままファミリーがみつからないまま日本に帰らなくてはいけないのではないかという不安と、どうすることもできない毎日にすごくストレスもたまりました。そういうときは、できるだけ外に出て違うことをして気を紛らわしたり、日本にいる家族や友達と連絡をとったり、こっちでできた友達とできるだけ遊びに出かけたりして、考える時間を減らすと楽になりました。
また、今入さんやローカルコーディネーターともまめに連絡をとることで、安心することができました。
いま、振り返って思うのはどうしようもない期間は本当に自分だけではどうすることもできないから、逆にその時間をどう有効活用して楽しむか、を考えることが大切だと思いました。不安やストレスをかかえてもなにもならないし、せっかくアメリカにいるし、その期間しかできないことを見つけてたのしむことができたら気持ちも楽になるし前向きになれるということに気づきました。
あと、免許はとっておくべきだと実感したので頑張ってミシガンで取得したいとおもいます。
また、リマッチの間ローカルコーディネーターや本部の人たちが必死に自分のために働いて、新しい家族を見つけようとしてくれているので、大船にのった気持ちくらいで待っていればいいとも思いました。というより絶対見つかるし、前向きでいたらなんとかなるものです。
本当にインターエクスチェンジには感謝だし、ローカルコーディネーターにも感謝だし、親身になってサポートしてくれた今入さんには一番感謝でいっぱいです。
本当に心からありがとうございました。
*************************************************
ホストファミリーとの相性が悪かったから、リマッチに進んだオペアも意外に多いのです。
リマッチに進む=オペアに問題がありということでは決してありません。リマッチで新しいホストファミリーとはとてもうまくいき、幸せなオペア生活を送る皆さんも多数おります。
ホストファミリーとの関係で何か問題がある場合には、すぐにローカルコーディネーターに相談し、問題を早めに解決しましょう。
アメリカにオフィスがあるオペアジャパニーズコネクションは、オペアの皆さんが渡米したあとも、心強いサポーターとして応援します。