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オペア生活:感謝祭について

今回は、来週に迫った「感謝祭」についてです。

感謝祭、英語では「サンクスギビングデー(Thanksgiving Day)」と呼ばれるこの祝日は、アメリカではクリスマスと並んで大きな祝日です。

毎年、11月の第3週目の木曜日、と決まっており、学校や職場はこの日から週末にかけてがホリデーになります。

そもそも、感謝祭とはなにか?と言いますと、

「感謝祭は、イギリスからマサチューセッツ州のプリマス植民地に移住したピルグリムファーザーズの最初の収穫を記念する行事であると一般的に信じられている。ピルグリムがプリマスに到着した1621年の冬は大変厳しく、大勢の死者を出したが、近隣に居住していたネイディブインディアンであるワンパノグア族の助力により生き延びることができた。翌年の秋は、とりわけ収穫が多かったため、ピルグリムファーザーズはワンパノアグ族を招待して、神の恵みに感謝して共にご馳走をいただいたことが始まりであるとされる。」(ウィキペディア引用)

(となってはいますが、これにもいろいろな説があり、実はインディアンには助けてもらってはいなかった、などという話もあるようですが。)

ということで、その当時の食事を再現したディナーを食べ、感謝の意を表そうというのが目的な祝日です。

伝統的なメニューとしては

・丸ごと焼いたターキー(七面鳥)

・スタッフィング(あるいはドレッシングと呼ぶ人もいる)

・クランベリーソース

・グレイビー

・マッシュドポテト

・ヤム芋

・野菜のサイドディッシュ

・パンプキンパイ

ターキーは、鶏よりもだいぶ油気が少なく、ぱさぱさした触感が特徴です。鶏のモモ肉を食べなれている日本人には、ちょっと物足りないかも知れません。

スタッフィングというのは、コロコロのさいの目に切ったパンと刻んだ野菜などで作った詰め物で、その昔はこれを実際にターキーのお腹に詰めて丸焼きにするのが普通だったようですが、最近では、衛生上の配慮から、別々に料理するのが主流になってきています。

クランベリーソースはちょっと渋みがありながら甘いジェリーのようなもので、これが不思議とターキーにはよく合うのです。

ヤム芋というのは鮮やかなオレンジ色をした芋で、日本のサツマイモに見かけは似ているのですが、味わいも触感も違っていて、こちらの人は、これを甘い味付けで仕上げることが多いです。

グレイビーは、肉汁で作ったとろみのあるソースです。これをターキーはもちろん、サイドディッシュにもたっぷりかけて食べる人が多いです。もっともターキー自体はかなりぱさぱさした肉ですので、グレイビーがないとちょっと食べにくいのかも。

他、ポテトや野菜の料理はその家によってまちまちで、最後のデザートはパンプキンパイです。もちろん甘みもありますが、シナモンやクローブなどのスパイスが効いたパイです。

その家庭によって「おふくろの味」があるようです。

この「ディナー」を、たいてい昼間に食べるのが一般的です。そして、後はテレビを見たり、ゲームをしたりして、のんびり過ごします。

この日は、街中のお店というお店が閉まってしまいますので、そうやって過ごすしかないとも言えますね。

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