アメリカには「シャワー」と呼ばれるイベントがあるのですが、今回はその中でも「ブライダル・シャワー」(あるいは「ウェディング・シャワー」とも呼ばれる)について書きたいと思います。
「ブライダル・シャワー」というのは、もうすぐ結婚する女性のために開かれるパーティのことで、最近ではファミリーや友人がみな招待されるようなシャワーもありますが、伝統的には「女性だけ」が招待されることになっているパーティです。
そして、ランチやお茶などを楽しみながら、もうすぐ花嫁となる女性が、次々とプレゼントをあけていく、という、そんなパーティです。
なぜ、「シャワー」と呼ばれるのか?については、こうして「シャワーのようにプレゼントを浴びせられるから」などと言われています。
「ブライダル・シャワー」は基本的にはブライズメイド(結婚式での花嫁の付添い人)や花嫁の友人やが主催し、花嫁になる女性も「招待される」という形式です。友人宅で行われることもあれば、レストランなどの場所を借りて行われることもあり、またその大小も様々です。
プレゼントは、結婚するカップルがあらかじめ準備した「レジストリー」と呼ばれるリストから選ぶこともできます。「レジストリー」は、カップルが好みの店を選んで、その店で自分たちが欲しいものや新生活に必要なものをあらかじめ登録しておけるシステムのことで、彼らにプレゼントを贈りたい人がその店へ出向けば、この「レジストリー」のリストの中から自分に合った予算で贈り物が選べるというとても便利なシステムです。もちろんオンラインサービスで「レジストリー」を利用できる店もたくさんあります。
日本の「ご祝儀」といったようなものはなく、お金をプレゼントする場合は「ギフトカード」が一般的です。そしてどんなプレゼントにも「カード」を添えるのがアメリカ式です。
こうしたアメリカの結婚式の模様を面白おかしく描いたコメディ映画があります。ご興味のある方はぜひどうぞ。
『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』(原題: Bridesmaids)
オペアとして一般家庭にホームステイをしていると、結婚式の模様を見たり、聞いたりする機会もあるかもしれません。日本との違いを体験できる良い機会だと思います。