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アメリカのレストランは想像力鍛錬の場?

アメリカのレストランでは想像力が鍛えられます(笑)

オペアの皆さんがアメリカのレストランを訪れた時、まず最初に気づくのが、日本ではごく当たり前の光景である、「レストランの入り口にある食品サンプルが飾ってあるガラス製のショーケース」がない、ということではないでしょうか。

そして席に案内されてメニューを開いてみれば、ここでも、日本のように、どのメニューにも
ふんだんに写真が使われていて、自分が注文しようとするものが一体どういうお料理なのかが、目で見て取れるようになっているメニューとは違うことに気づくでしょう。

そう、アメリカにはこれらがないところがほとんどなのです。
メニューの写真で言えば、全米チェーンのファミリー向け、大衆レストランなどでは、キャンペーン中のお料理とか、お勧めのお料理などでは写真が載っていたりしますが、いつもある定番メニューなどに写真がついていることは少ないでしょう。

そして、むしろ、高級レストランになればなるほど、メニューには写真が使われません。

では、どんな風に記されているのか?といいますと、こんな具合です。

Pan Roasted French Pork Chop
Kale, Red “B” Potato, Fennel & Italian Salsa Verde
Porcini Mushroom Demi Glace

冒頭の太字がメニューのタイトルですね。この場合は「パンローステッドフレンチポークチョップ」で、つまり「フライパンでローストしたフランス風のポークチョップ」といったところでしょうか。「ポークチョップ」というのは、「ポークのステーキ」と思っていただければいいかと思います。要はちょっと厚切りの豚肉を焼いたお料理です。

そして、タイトルの下に併記されているのが、ポークにつけられた味の説明だったり、添え物の説明だったりするわけです。
ここでは「ケール(グリーンの野菜)、レッド“B”ポテト、フェンネル(野菜)とイタリアンサルサベルデ、ポルチーニマッシュルームのデミグレースソース」と書かれています。

よくわかるような、わからないような?そんな感じがしませんか?つまり、お料理の説明のようであって、実は、そのお料理に使われている材料の羅列に過ぎないため、私にはこれで何度も「想像とはかなりかけ離れた」お料理を食べる羽目になってしまった経験があります。

想像力にも限度がありますから、そんな時はどんどんウェイター(ウェイトレス)に質問しましょう。これはどんなソースなの?とか、これはどんな風に調理してあるのか?などなど。プロのウェイトスタッフであれば、どんな質問にもきちんと答えてくれるはずです。また彼らがわからない場合は、キッチンに戻って聞いてきてくれるはずです。
そしてこうしたサービスが不十分な場合には、あなたは「チップ」で「メッセージ」を送ればいいのです。

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