オペアの皆さんは、町のちょっとしたはずれで、電線にスニーカーがぶらさがっている光景を目にしたことがないでしょうか?
あんな高いところに、一体どうやってクツを放り投げたのか?と非常に疑問に思うわけですが、どうやら、この「電線に引っかかっているスニーカー」には様々な「謎」が秘められているようなのです。
左右のスニーカーの靴ひもを結び、それを電線に向かって投げて引っかけるというこの行為。いつ、誰が、何のために始めたかは不明で、現在でもこの行為が意味していることは謎のままなんだそうですが、低所得者エリアによく見かけることから、ギャング達の縄張りを表しているという説を指示する声が高いようですが、私が住む地域では、なんと「ドラッグディーラーのスポット」を示すサインと言われていたりします。つまり、このクツがぶら下がっているあたりで「取引」が行なわれているよ、ということだ、というらしいのですが、もし本当にそうだとしたら、すぐ警察に捕まってしまいますよね???
他にも、
- 子どもによるイジメ(イタズラ)
- ドラッグ使用者による謎の行為
- ファイトクラブ的な秘密結社のサイン
- かつてここで人が死んだというサイン
- 引っ越す人が自分が住んでいた証を残すために
なんて説があるようですが、実際のところは「謎」に包まれたまま。
この「電線に引っかかっているスニーカー」について、オーストラリアの映画プロダクションが「The Mystery of Flying Kicks」と題するショートドキュメンタリー映画を作製しているのですが、これが面白い内容です。(メルボルンフィルムフェスティバル2010で「ベストショートドキュメンタリー賞」受賞)。
この映画によれが、欧米各国の他に、中東でもこの光景がみつかるのだそうです。果たして、この「電線に引っかかっているスニーカー」が意味するところはなんなんでしょうか?