8月はオペアとして渡米する方が1年でもっとも多い月です。というのも新学期が間もなく始まるためその前にオペアを迎えたいというホストファミリーが多いからなのです。
すでにご存知の方も多いとは思いますが、アメリカのスクールシステムは日本のそれとはかなり異なっています。オペアとしてお子さんのお世話をされる皆さんには、ぜひアメリカのスクールの仕組みを覚えておいて欲しいと思います。
●始業式と終業式
アメリカのほとんどの小・中学校では9月が新学期、新学年が始まる始業式で、終業式は6月に行われ、7月、8月は夏休みとなります。また特に暑い地域では5月の終わりから夏休みが始まるというところもあるようです。大学の卒業式はたいていが5月中に行われ、8月の終わり頃から新学期、新学年が始まります。
●教育システムの違い
日本では全国的に小学校6年間、中学校3年間、そして高校が3年間の、いわゆる6-3-3制と呼ばれるシステムになっているかと思いますが、アメリカでは地域によって様々で、その呼び方にも数種の違いがあります。が、一般的な公立スクールでは、1~5年生、6~8年生そして9~12年生の区切りで学校が仕分けされています。(私立、クリスチャン系スクールなどではこの区切りが少し異なります。)
「プリスクール」というのは、未就学児が通う任意のスクールで、日本で言う幼稚園に似ています。 「キンダーガーテン」というのは、日本語訳にすると「幼稚園」とされていますが、アメリカのスクールシステムでは、これはむしろ「1年生」に該当するような扱いで、主に5歳児が通いますが、ここから就学とみなされます。日本のシステムと比べて、半年ほど早く就学が始まる、という感じでしょうか。
ちなみに「何年生」の「年生」の部分は「グレード」と呼ばれ、例えば「お宅のお子さんは何先生?」というような質問には「セカンド・グレードです(2年生です)」という風に答えます。
プリスクール pre K:3歳から就業するまで
キンダーガーテンkindergarten:grades K
エレメンタリースクールelementary school:grades 1-5 またはPre K-5
インターミディエイトスクール:grades 4-6
ミドルスクールmiddle school:grades 6-8
ジュニアハイスクールjunior high school:grades 7 -9
ハイスクール high school :grades 9-12