外国で病気になることほど、心細いことはないと思います。日常から健康に留意して、病気にならないようにするのはもちろんですが、なってしまった時は薬に頼る他ありません。
日本からの持ち込みにも限度がありますから、今回はアメリカではどこのドラッグストアでも手に入る、ごく一般的な日常薬について触れておきたいと思います。それぞれに写真を添付しましたので、店頭で見つける際の参考にしてください。
●頭痛薬、痛み止め、熱さまし等
Tylenol タイレノル
アセトアミノフェン処方の薬です。アメリカでは子供から大人までが利用するとても一般的な薬です。日本で言うなら「バファリン」的な存在と言っていいと思います。(なぜか、このバファリン、アメリカではあまり一般的ではありません)
●アレルギー
Claritin クラリトン
日本でも売られていますね。日中用に眠くならないタイプもあります。
●喉の痛み
Cepacole セパコル
飴の様な薬剤です。
●咳止め
Robitussin ロビタッスン
液体の咳止め。アメリカでは大人用でも液剤が一般的です。
●胸焼け
Zantac ザンタック
脂っこい食べ物の後に胸やけになったらこれ。
ちなみに、TUMSというカルシウム錠サプリメントも一般的に胸焼け対処に用いられますが、これは薬ではありませんので、ひどい胸焼けにはあまり効果がないと思います。
●下痢止め
Imodium イモディアム
液体と錠剤があります。ちなみに「下痢」は英語で「Diarrhea」と言い、発音としては「ダイアリア」という風になります。
●便秘解消
Miralax ミララックス
パウダー状で水に溶かして飲むものです。夜寝る前に飲みます。お腹が痛くならず便通がきます。
●生理痛
Midol マイドル
生理に関する不快な症状の解消に。
風邪薬はいろいろなブランドのものが店頭に並んでいます。「Cold」と書かれているものがそうですが、内容的にはどれもそれほど差がないようです。
またインフルエンザの薬もあって、こちらは「Flu」と書かれています。ちなみに、インフルエンザに関しては予防接種が一般的で、これは時期になるとドラッグストアの店頭でも受けることができます。
補足ですが、アメリカの薬は日本のそれよりも効果が強いなどと言われていますが、自身の体験から言えば、特にそのようなことを感じたことはありません。ただし、どの薬も、使用する際には、使用方法をしっかり読んで、その指示に従ってください。