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WantとWould like toの違いについて

オペアとしてホストファミリーとの生活もだいぶ慣れてきて、コミュニケーションはうまくとれていると自分では思っていても、ちょっとホストファミリーの様子がおかしい、と言う方はいませんか?

人から聞いた話ですが、外国からの留学生を受け入れたホストファミリーが、コーディネータの方に「うちの学生は、『これがやりたい』『あれが食べたい』って、自分の欲求ばかりを強調するんです」と打ち明けたのだそうです。

そこで、詳細を聞いてみたところわかったのは、英語の使い方によるちょっとした誤解だった様子。

学生は「~がしたい」「~が食べたい」は全て「I want to ~」で構わないと理解していたのですが、この言い方ですと、実は英語圏の方には我々が思っているのとは少し違った感じで聞こえることがあります。

なぜかと言いますと、wantと言う言葉は、「願望の主張」という意味では非常に強い言い方になり、時には相手の意思を無視して自分の意思を押し通す、ほどの強さで受け止められることがあるからです。良く子供が自己主張で” I want to~!” と言いますが、これを大人がやると、どうなるか。それを考えてみるとわかり易いでしょう。

では、どう表現すればいいのか?

こういう場合は「I would like to ~」を使いましょう。こうすることで、「私はこうしたいと思っているけれど、あなたの意思も尊重しますよ」といった意味合いが生まれます。つまり、wantよりも謙遜した感じ、相手を思いやった感じ、丁寧な感じ、が含まれてきますから、自分が「こうしたい」という意思を伝える場面では最適な表現と言えるでしょう。

日本で学習した英語が決して間違っている訳ではないのですが、実生活の上ではそのニュアンスが微妙に違うということは多々あります。「英語は物事をダイレクトに表現する言語」と思われている方も多いと思います。しかしながら、実際は「自分の意見を自己主張に聞こえないように、相手の意見も尊重しながらアピールする」というのが正しいと思います。社会にでればその傾向は強まります。

この感覚の差を理解するには、ネイティブが話す英語を参考にして「ああいう時には、こんな風に言うのか」と生きた英語を習得していくのがベストだと思いますので、月並みですが、テレビ番組や映画をたくさん見るのも一つの手です。

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