日本を離れてみると、日本ほどすべてにおいて「きっちり」した国はないのだなぁということを認識させられずにはなりません。
お店での対応、公共機関のサービス、どれをとっても、アメリカのそれは実に大雑把で、「相手を信頼して任せておくと」痛い目に遭うことが非常に多いいです。
日本でだったら、銀行やクレジットカード会社がミスをするなんてことは、まず考えれないことだと思いますが、アメリカではそんなに珍しいことでもないですし、
またカスタマーサービスの対応も、よく言えば「カジュアル」ですが、解決したい問題が起きた時の対応などは、マニュアルが徹底されていないのか、対応する人によって言うことが違うなんてことは当たり前のようです。
ですから、アメリカで暮らす際には、自分の身は自分で守る、自分のことは自分でやる、相手に任せきりにしない、というのは大基本です。
特にトラブルが起きた時には、泣き寝入りしないで自分の主張をしっかり述べること。慣れない英語では緊張することとは思いますが、相手に下手に見られないということはとても大切なことです。
そして詳細をしっかり記録に残しておくことです。カスタマーサービスなど電話の場合は、日時、相手の名前、会話内容などメモすることはもちろん、先方に「この懸案についての番号をメールしてほしい」と言えば、たいていの会社では「コンファーメーションナンバー」というのを発行してくれて、次にまた連絡を取り合う場合に、前の記録が残っているので処理を進めやすくなります。
また担当者では埒があかないと判断した場合には、マネージャーやスーパーバイザーに通してほしいと申し出ることも大切です。そしてその場合でも、その内容を記録しておくこと。
そして問題が解決した場合には、きちんとお礼をいいましょう。
Thank you for your help.
Thanks for your time.
などで伝わると思います。
最後に、日本語では「クレームをつける」などといいますが、これは全くの和製英語。英語では「コンプレイン」といって、表現としては「file a complain」といいますから注意してください。