日本人オペアの皆さんが体験されるアメリカ生活には、日本の生活習慣とは違う点が多くあります。その1つが「トイレのドア」の扱いに関してです。
日本人の感覚からすれば、トイレというのは狭くて暗くて、部屋というよりも単に用を足すだけの場所、といったところでしょうが、アメリカではトイレも立派なお部屋の1つとして扱われている感じ。日本のそれよりも広いことが多いですし、暖房も入っていて、設置場所も、廊下はもちろん、ファミリールーム(居間)についていたり、ベッドルームについていたりすることもごく普通です。ちなみにベッドルームにトイレが付いている部屋タイプを、「スウィート」と言います。お父さん、お母さんの部屋はだいたいが、「マスタースウィート」と呼ばれるベッドルームにトイレとバスが付いたものでしょう。
オペアの皆さんはプライベートで使える部屋を提供してもらうことになりますが、その部屋に専用のバスルームがついていることもあれば、同じフロアにあるトイレを共有する場合もあります。
さて、そんなバスルームですが、このドアの開け閉めに関して、アメリカでは常識的な暗黙の了解というのがあるんです。
それはなにかと言うと、このドアは、使用中の場合はもちろん「閉める」訳ですが、使用中でない場合は、つまり中に誰もいない場合は、開け放しておくのが基本になっています。なぜか?実はこの「開いたドア」が、「誰もトイレを使ってませんよ」という無言のメッセージになっているんです。
つまり、自分が利用し終わった後は、日本の様にドアを閉めないで、開けっ放しにしておくこと、オペアの皆さんは、どうぞこのことを覚えておいてくださいね。
それから、日本のように換気扇などという便利がものがついていないバスルームも多いです。その場合は、スプレータイプの消臭剤などが置かれている事がありますので、次の方への心配りとして、シュッとするのをお忘れなく。
ちなみに余談になりますが、英語では、浴槽とトイレが両方ついたバスルームを「フル・バスルーム」、トイレだけがついたバスルームは「ハーフ・バスルーム」と呼ばれていますので覚えておくと便利かも知れません。
7月1日に東京でアメリカオペア説明会を行います。興味のある方はお気軽にご参加ください。アメリカに在住の代表、今入が東京にて皆さんからのご質問に答えます。お会いできることを楽しみにしています。個人面接でご質問にお答えしますので、代表とお話しがしたい方はこちらのお申込み書をご記入ください。追ってこちらからご連絡いたします。