日本もアメリカも春は税金申告です。アメリカでホストファミリーから週給をいただいているオペアさんも、ちゃんと、納税の義務があるのです。本来、もし企業にお勤めをしていれば、会社が税金をあらかじめ抜いていますで、会社勤めをされている方の収入に関する税金については多く支払いすぎることもあり、その分が戻ってくることもあるのですが、オペアさんの場合は、税金を引かれることなくいただいていますので、基本は税金を支払うためのインカムタックスリターンなのです。細かいインカムタックスリターンの申告方法については、IRSというアメリカの税務署のウエブサイトをみたり、税金申告フォームを代行してくれる会社などに依頼するのも方法ですが、今回はざっくりと概要をお知らせします。
1040NR
オペアさんがアメリカのインカムタックスリターン(税金申告)をする場合、一般のアメリカ住民、市民とは違う用紙を使うことを覚えておいてください。1040が収入税の一般的な申告用紙であるのですがオペアさんなど税金用語では住民ではないと見なされる場合には、1040のNon Resident(住民でない人)用のフォームを使います、これを1040NRといいます。1040NRのインストラクションもIRSでもちろんありますので、ちゃんと自分で読んでみたい方は読んでみてください。ただ読んでいても非常にわかりにくいことも事実ですが・・・
税金はいくら支払うのか?
オペアさんがアメリカ政府に支払う税金はどれぐらいになるのか?これはみなさんが2016年中おいくらお金をいただいたかによるわけです。よって固定おいくらではないということを覚えておいてください。2016年後半にアメリカ入りした方はたぶん、今年についてはインカムタックスリターンで何も税金を支払う必要はない、かも、しれません。ほぼ1年まるまるアメリカにいてオペアをされていたかたは、税金を支払い額ができます。目安としてだいたいですが1年フルで働いていたら、600ドルぐらいということを、良く言われますが、これは、繰り返しますがあくまでも目安です。参考までにこの記事を読んでいる将来オペアになりたい方へ:税金を払うということを覚えておき、渡米後は頂いたお給料の10%程度は毎月使わずに税金用にためておくというアイデアはいかがでしょうか?その時になって慌てないように。
税金申告の方法
オペアジャパニーズコネクションもインターエクスチェンジにも税金申告に詳しいプロではもちろんありません。だから、ローカルコーディネーターもミーティングのときには税金申告のシーズンであることはお伝えしますが、やり方まではお伝えできません。そのあとからは、例えばオペアさんの中に会計を大学でまなんだことがあり、上記したIRAの税金申告のインストラクションを抵抗なく読める方がいれば、そういうオペアさんに質問しながら自分でインカムタックスリターンの用紙を記入して支払い完了をする方法もあり。ラッキーなことにホストファミリーが会計士さんだったらもちろんホストファミリーに聞いてみましょう。
もし2016年はフルでオペアとしてお金をいただいていた方は、日系の会計士さんに相談してみるのもお薦めです。もちろん、プロの方に会計計算をお願いするのでその依頼料はかかりますが、プロは経費計上をしたり、税金計算の仕方もさすが、プロという仕事をしてくれますので、もしかすると自分で計算するよりも税金支払い額が下がる可能性もあります。会計士さんへの依頼料と税金額の合計が、逆に節約になるケースもあるわけです。もちろんこれはケースバイケースなのですが、2016年ほぼ1年オペアとしてアメリカにいらした方は、会計士さんに相談されるのも方法ではないでしょうか。
すでにオペアを終了して日本にいるが、2016年オペアとしてお金をいただいていた方
すでに今オペアを卒業して日本にいる方でも、2016年にオペアとしてお金をいただいていた方は、インカムタックスを支払うことが前提です。でも、もうアメリカの銀行口座もないし、支払い方法も困ってしまうという方。この場合もアメリカにいる日系の会計士さんに依頼されるのは得策と言えます。みなさんに代わって支払いもやってくださいますので、皆さんがやるのは会計士さんに税金分と仕事手数料をまとめてお支払すればいいですし。日本にいるのでなかなか距離があってできないことを、代行してくださるのは心強い。
たしかにオペアさん個人のお給料は大きくないですし、「数百ドルの税金支払いをしていなかったとしても、まさか日本まで催促にくることはないでしょう」と思わるかもしれません。そうかもしれません。けれど、もし将来的にアメリカでまたやってくる機会があったり。移住したり、就労ビザを申請したり、何かそういう機会が生じた際に、税金を支払っていなかったことがもしかすると問題になってくることもある、かも、しれません。
義務である以上、税金については必要ということを認識し、締め切りまでに作業を終了させましょう。会計士さんの探し方もオペアジャパニーズコネクションにご相談ください。
2016インカムタックスリターンの送付締め切りは、2017年4月18日です。