「口を傷つけるほどに非常にとげとげ感がある」と人気上昇中、「PANKO」って?
最近のウォールストリートジャーナルの記事によれば、「PANKO」なるものが人気の兆しを見せているとのこと。これ、なんと、日本の「パン粉」のことなんです。
アメリカにもパン粉はあって「ブレッドクラム(パンの粉くず)」と呼ばれてどこにでも売られていますが、そのキメは日本のそれよりずっと細かくさらっとしていてパウダー状。一方、日本のものはキメが荒めなため、これを使うことで、アメリカ人が大変好む食感である「さくさく感」がいっそう高まる、というのが人気の秘密とか。
10年くらい前から、テレビでセレブリティシェフが使いだし、クラフト・フーズ・グループによれば、2012年の調査では、キッチンに常にパン粉を置いている米国人は全体の約17%で、08年時点の5%を大きく上回った、とのこと。
またこのク ラフトの広報担当者によれば、パン粉はキッチンに最も急速に普及した食品の1つ(このほかでは魚のティラピア、玄米)なんだそうです。
ということで、今や、フード業界各社がパッケージや味の種類に工夫を凝らして販売しています。(写真参照)
確かに、アメリカのブレッドクラムでは、日本のパン粉のあのさくさく感には程遠いものがあります。
揚げ物料理はアメリカ人に嫌われるということがとても少ない料理方法ですので、ぜひオペアの皆さんも、とんかつや、チキンかつ、エビフライなどといった、日本のパン粉の食感が存分に味わえる日本の家庭料理を、ホストファミリーの方々に披露してあげて欲しいと思います。
そうそう、「とんかつソース」もお忘れなく。あの甘めの味わいが、これもまた人気です。