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オペアアメリカ生活:デトロイト

さびれたエリアのデトロイト繁栄した自動車の町も、今は昔 ・・・

今回はいつもとはちょっと趣向を変えて、現代のアメリカに関する話題を取り上げてみることにします。

オペアの皆さんもニュースなどでご存知の通り、かつて米国自動車産業の中心都市であったミシガン州デトロイト市が財政破綻しました。
2011年アラバマ州ファーソン郡が、そして昨年の夏には、カリフォルニア州のストックトン市とサンバーナーディノ市が破産法を申請しましたが、今回のデトロイトはアメリカの歴史上、過去最大なのだそうです。

新聞の記事などによれば、1950年には200万人を誇った人口は、現在70万人まで減り、市の失業率は2000年以降3倍に膨れ上がり、これは全国平均2倍以上に当たるとのこと。

町の衰退(=治安の悪化)に関する数字では、殺人率は最高水準に達し、全国で最も危険な都市として挙げられており、事件の解決率は全国平均の30.5%に対して、わずか8.7%。警察に通報して警官が到着するまでの時間はデトロイト市では58分で、全国平均の11分を大きく上回っている。街頭の40%が故障しており、稼動している救急車は3分の1で、廃屋家屋は約7万8000件に上るということです。

原因としては、住民や企業の郊外への流出、州の補助金の減額、さらには不動産価値の下落などで、市の運営費や、退職した職員のための年金やヘルスケアといった長期的な負債の支払いのために多額の借金を重ねていったことがあげられています。

2008年以降、市は税金や他の収入で得られる資金より、平均で年間1億ドル余り多く費消してきたのだそうです。

こうした状況下で、現在もそこで暮らす人々の気持ち、生活を思うと、心が重たくなります。

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