さて、この週末は「スーパーボウル・サンデー」でしたね。オペアの皆さんも、ホストファミリーのお宅でパーティなどに参加され、一緒にゲーム観戦をされたかも知れません。
が、ご存知ない方のために加えておきますと、このスーパーボウルと呼ばれるゲームは、アメリカのプロフットボールリーグNFLにおける優勝決定戦で、アメリカン・フットボール・カンファレンス(AFC)とナショナル・フットボール・カンファレンス(NFC)の各優勝チームで争われるものです。毎年2月上旬の日曜日に実施されるので、上記のような名前がつけられています。
ウィキによれば、この日曜日は事実上アメリカの祝日になっており、年間で、感謝際に続いて2番目に食料が多く消費されることでも知られているのだそうです。
スーパーボウルはアメリカで最も人気のあるプロスポーツリーグの優勝決定戦であり、同国の全テレビ番組で年間視聴率No.1を記録し続けていて、このため、テレビ中継に流されるコマーシャル枠の価格は世界で最も高価で、大手企業の大金を惜しみなくつぎ込んだコマーシャルが見られることでも知られています。これはアップルコンピューターが1984年のスーパーボウルでマッキントッシュの発売告知のコマーシャル「1984」を放映したことにより、一躍名を知られるようになったことが契機とされているのだそうで、2013年現在、CM枠の価格は30秒枠で平均380万ドルといわれています。
また、前半と後半の間に行われるハーフタイムショーに代表されるエンターテインメントも有名で、特に1993年のマイケル・ジャクソン以降は、毎回有名歌手等によるミニコンサートが開催されるほか、試合前の国歌独唱にも多くの有名歌手が起用され話題を呼んでいます。ちなみに、このハーフタイムショーに対する歌手側のギャランティーは原則として一切ないのだそうです(交通費・宿泊費等の経費は支払われる)。
今年は、今大人気のブルーノ・マーズでしたね。
フットボールファンなら絶対に見逃せないこのゲームですが、特にファンでないアメリカ人にとってもこの日曜日はイベントとして特別な日なようで、友人や家族と集まってパーティーをしながらゲームを観戦するというのが典型的な過ごし方で、雑誌などではこのための「パーティメニュー」の特集なども組まれたりするほど。
スーパーボウル・サンデーはアメリカ全体が熱狂する日曜日なのです。