アメリカでは、子供が2歳あたりになって自己主張が芽生える時期を、「魔の2歳児」Terrible Twoなんていいます。子供の成長には欠かせない最初の反抗期です。オペアの皆さんも、きっと頑張っていらっしゃることと思いますが、以下8個のうまく付き合うコツをあげてみます。
■1:「癇癪(かんしゃく)」
物を投げる、たたく、奇声を上げる、噛む、といったこの時期の問題行動に対しては、大声でのガミガミは逆効果です。こんな時は、ただじっと抱きしめて気持ちを落ち着かせてあげること。
■2:何でも「イヤイヤ!」
“イヤイヤ”は子どもが自分の考えを主張できた証拠。「イヤ」と言われたらやって欲しい事の逆のことを提案してみると、やって欲しい事に誘導できることもあります。
■3:「自分でやる!」
“自分でできることの喜び”を見つけた子どもの意思を尊重してあげましょう。待っている方はイライラしますが、危なくない程度に思う存分やらせてあげることも大切です。そして早く終わったら存分に褒めてあげるといいでしょう。
■4:“度を越した”お世話好き
この時期の子どもは、大人に何かを 頼まれるのが嬉しいお年頃。自分が手伝ったことによって大人が見せる「嬉しい顔」が感性、やる気を育てるので、簡単なお手伝いはどんどんさせてあげてください。
■5:気まぐれ
2歳児が集中できる時間はせいぜい5~10分程度ですから、気持ちがコロコロ変わるのは仕方がないのです。違うことに注意をそらして、忘れさせるというのも手です。
■6:わがまま、独り占め、順番が守れない、乱暴
理不尽な行動であっても、子どもなりにそれぞれ理由があって、こうした衝突から社会のルールを少しづつ学んでいきます。3歳頃には理解力がグンと高まりますから、この時期はあまり心配しなくても大丈夫。
■7:嘘つき
この時期の「嘘」は、「でたらめな作り話を楽しんでいる」といった感じ。さらに、自己防衛のための“知恵嘘”も始まりますが、大したことでなければ、受け流すのが良いでしょう。
■8:真似っこ、悪い言葉
良い事も悪い事もなんでもマネしたくなるこの時期。“ごっこ遊び”で言葉などを学んでいる過程のひとつですが、あえて悪い言葉を連発して相手の反応を伺うといった知恵もでてきます。こうした時にはあまり反応を示さないでいると、子供はつまらなくなって止めることが多いようです。