アメリカ人と会話をしていると、彼らが非常に褒め上手であることにすぐ気づくでしょう。
「そのセーター素敵ね」
「あなたの髪型はとっても似合っているわね」
とか、
「そのイヤリング、どこで買ったの?私も欲しいわ」
「このディップ、すっごくおいしいわ。今度レシピを教えてくれない?」
などなど。
これが日本社会であれば、こういう場合には
「いえいえ、そんなことありませんよ~」といった風に「謙遜」するのが美徳とされていますが、アメリカ生活ではこれは一切忘れてください。
なぜなら、万が一そんな風に対応しようものなら、眉をしかめられて「変な人だわ・・・」と思われても仕方がないからです。
どんなことでも褒められた時には、素直に「どうもありがとう!」と喜んで応対するのがアメリカ式、そしてこれはスムーズな人間関係のキーにも関わります。
ですから、オペアのあなたも、誰かと会話する際には、相手の何かをちょっと褒めるようにしてみてください。
例えば、先のセーターの例で言えば
「どうもありがとう。でも、私はあなたのそのセーターもとても好きだわ。色がすごく鮮やかでいいわね」といった感じでいいと思います。
ホストファミリーとのディナーの時であれば、「このチキン料理はとてもおいしいわ。今度作り方を教えてね」とか。
もちろん、子供たちのこともドンドン褒めてあげてください。
「この絵、上手にかけてるね」
「ランチ残さず食べてすごいね」
それから、子供と言えば、アメリカの親はみな自分の子供の自慢を「普通」にします。
「うちの子は、本当にスポーツが得意なんです」
「学校の成績でオールAでしたよ」
日本でのように、本当は勉強がとてもよくできるのに、謙遜して「うちの子は、まだまだ努力が足りなくて・・・」みたいなことは、アメリカの親は決して言いません。
もちろん、他の人から自分の子を褒められた時も、「いやいや、お宅のお子さんこそ・・・」みたいな返しもありません。
自慢話を聞かされた方もごく普通に「あら、それは素晴らしいことだわね」と、また褒めて返すのです。
褒められて嫌な思いをする人はまずいないでしょうから、どんどん褒めて、褒められて、たくさんいい人間関係を築いていってください。